プロトタイプ・ガンイージ
解説
このキットは私を今のような模型三昧の生活に引き戻すためにやってきたキットです。おそらくバンダイが陰で糸を引いていることは間違いないでしょう。(笑) 当時、(数年前)このキットの制作に入るまでの私なりの模型道というのはごくふつうに組み立てて、ごくふつうに塗装して完成させていました。またそれが当然だと思っていました。ところが、普段は気にもとめない某模型雑誌H紙を何気なく立ち読みしていたら・・・
「このパーツはポリパテを盛ってボリュームアップ・・・」等という記事を読み、ポリパテ?タミヤパテの新しい名前かな?と思っていました。
今から考えると恐ろしいくらいの無知でどうしようもない勘違いですが、当時は真剣にそう思っていました。それまでのパテというのは私の中ではタミヤパテ(俗に言う溶きパテの薄めていないヤツ)しかなく、「あんな物パーツに盛っても肉やせするし強度ももろいじゃん」と思っていました。しかし、あちこちから情報収集した結果、「模型界はいつの間にこんなに進化したんだぁーーー!」と言う気持ちになりました。今でこそ各種のオプションパーツや材料・その他の素材などが各種出回っていますが、当時は今ほど種類はありませんでした。しかし、それでも私に与えた影響は計り知れない物がありました。
そこから後は今のように肩までどっぷり浸かった模型生活が始まりました。
ようやくキット解説
以上のような事情から、ハッキリ言って見た目は良くありません。しかし、当時の私のもてる最高の技術で作り上げました。
頭部
素組みです。
胴体
背部のバーニアパーツは市販のパーツに置き換えています。また、ビームサーベルラックとグレネードランチャー部分はすべて削り取っています。
腕部
左腕のビームシールド発生装置を幅つめした以外は素組みです。
脚部
膝関節のポリパーツをプラ板で囲って塗装できるようにしています。また、つま先はポリパテで延長しています。
塗装
いたってノーマルです。ただ、墨入れを油性マジックで行ったためにトップコートを吹いたら滲んでしまって、大変でした。良い教訓です。 |